2013年8月24日(土)
海を汚すな 官邸前行動
事故収束宣言撤回こそ
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首都圏反原発連合(反原連)は23日、首相官邸前抗議行動を行いました。福島第1原発で高濃度の放射性汚染水が漏れる危機的な状況のなか、原発推進・再稼働を進める安倍晋三内閣。2800人の参加者(主催者発表)は「海を汚すな」「再稼働反対」「原発いらない」と怒りの声をあげました。
この日は、全国各地から参加した人たちの姿が目立ちました。伊方原発(愛媛県)の再稼働に反対する「伊方原発をとめまっしょい☆若者連合」の呼びかけ人、アユムさん(23)は「絶対に伊方原発再稼働してほしくないという私たちの思いを、東京の人たちや政府に直に伝えたくて来ました。未来に希望の持てるエネルギーに転換させたい」といいます。
佐賀県の女性(70)は、九州電力と国に玄海原発の運転差し止めを求めている九州玄海訴訟原告団の仲間とともに初参加。「佐賀でも毎週行動を続けています。あんな汚染水漏れ事故を起こしても原発を輸出しようとするとは信じられません。首相は人として、ここに集まる人たちの声を聞いてほしい」
笠井衆院議員と吉良参院議員も
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官邸前行動では日本共産党の笠井亮衆院議員、吉良よし子参院議員が参加。「汚染水問題は、漁業者が試験操業しようとしていた矢先でした。地元は怒り心頭です。東電任せにしていた国の責任です。事故収束宣言を撤回し、原発の再稼働の審査はあきらめ、輸出もやめて、今すぐ原発廃炉を決断しなさい」(笠井氏)、「私たちは官邸前で、事故は収束していないと声をあげ続けてきた。それを無視したから、事故を深刻なものにした。私たちはこれからも再稼働反対の声をあげ続ける」(吉良氏)と訴えました。