2013年8月23日(金)
TPP 日本参加 本格交渉開始
国民に害悪だけ 即刻撤退を、各地で宣伝活動
「国民にとって害悪で秘密のTPP交渉から即刻、撤退せよ」。安倍晋三内閣が環太平洋連携協定(TPP)に正式参加して本格的な交渉となる第19回会合がブルネイで始まった22日、各地で撤退を求める宣伝行動がおこなわれました。
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東京・JR新宿駅西口では、幅広い団体・個人の連携組織「STOP TPP!! 市民アクション」が宣伝と「リレートーク」をしました。
労働組合、農民、大学教員、弁護士、生協、医療団体などの代表は、アメリカなど一部多国籍大企業や投資家が利益を損なうとみなす各国の関税や国民生活を守る制度などを取り払おうとするTPPの危険性を身近な事例をあげて告発しました。
「公約違反、秘密交渉」ののぼり旗を掲げ、TPPの危険性を明らかにしたビラやリーフレットを通行人に手渡しました。立ち止まって拍手をする人など200人以上が参加しました。
TPPで食料自給率が低下し、雇用が悪化、食の安全が脅かされると紙芝居で訴えた新日本婦人の会の浅井まりさんは「まだTPPを知らない人がいるが、食の安全への不安は一番手ごたえがあります」と話しました。