2013年8月21日(水)
脱線事故 早く再発防止策を
党道委員会 JR北海道などに要請
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日本共産党北海道委員会は20日、JR函館本線で起きた脱線・砂利流出事故について、JR北海道と国土交通省北海道開発局に復旧と再発防止対策を急ぐよう要請しました。
事故現場は以前から水害の危険が指摘されていました。
北海道八雲町のJR函館本線で17日、大雨による倒木・砂利流出が原因とみられるJR貨物列車の脱線事故が発生。事故現場はJR線と国道5号が交差し、さらにその下を熱田川が水路を通って流れています。砂利の流出は大量の流水で水路に流れきらない熱田川の水が、土のうを越えて線路にまであふれたことによるものです。
党道委員会の畠山和也政策委員長と横田喜世志八雲町議、八雲町の連合町内会長で元町議の竹浜俊一氏は、JR北海道と道開発局を訪れ、国道を管理する国とJR、八雲町が緊急に協議会を開いて抜本対策を講じるよう求めました。
横田議員は「問題の水路は以前から水があふれる危険箇所だった」と指摘。2010年8月の台風も、今月9日の豪雨も事故現場では砂利流出が起きています。八雲町は開発局函館開発建設部に水路の拡張を要望していました。
畠山氏は「記録的な豪雨とはいえ、自然災害だけが原因とは言えない」と早急に対応するよう求めました。
JR北海道、道開発局はいずれも「3者協議の場で対策を進めたい」と答えました。