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2013年8月18日(日)

福島環境教研始まる

原発学習の実践など教師が報告

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(写真)福島のいまを考えた集会=17日、福島県郡山市

 「福島から日本を考える」をテーマに、「地域と環境」教育研究会(代表・真下弘征宇都宮大学名誉教授)が17日、福島県内で福島集会を開会しました。全国の教職員らが参加。19日までの3日間です。

 1日目は60人が参加して郡山市で開催。浪江町住民の大和田秀文氏と、前福島大学学長の今野順夫氏が講演し、小中高の教師3人が報告しました。

 今野氏は、東日本大震災で災害関連死が全国2688人のなかで福島県1383人と、被災地のなかでも格段に多いなど、福島の深刻さを指摘。

 福島市松川で地域住民とそこに避難してきている飯舘村の住民が11日に「夕涼み会」を開き交流をすすめた例などを紹介し、市民的連帯にもとづく復興推進の主体形成がだいじだとのべました。

 福島市の中学校教師は原発学習の四つの授業実践を報告し、子どもたちが事実をきちんとつかむことが重要だと強調しました。

 郡山市の小学校教師は、1学期に1年生にブランコの乗り方を教えるというはじめての経験をしたが「外遊びの経験がないまま入学してきた子もいる」と話し、「放射能は人類に貢献していると一方的に説明する文科省副読本の授業を強いられている」とのべました。


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