2013年8月16日(金)
多彩な出し物に歓声
福島・南相馬市 仮設住宅で夏まつり
倉林議員駆けつけ
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大震災・原発事故のため避難生活を続ける福島県南相馬市の牛越(うしごえ)仮設住宅で15日、「復興・絆(きずな)・夏まつり」が開かれました。1年以上支援する京都府のボランティアとともに、日本共産党の倉林明子参院議員(福島県西会津町出身)も駆けつけました。
会場の駐車場中央部には盆踊りのやぐらが立ち、特設ステージと多数の屋台・テントが取り囲みます。ステージ近くのテントは、この日京都から到着した米1・6トン、野菜、銘菓、茶など支援物資の引き渡し所に。真夏日の照りつける日差しのなか、地域住民らも参加し、多彩な出し物に拍手や歓声をあげました。
渡辺正孝実行委員長はあいさつ冒頭で「遠く京都から倉林参院議員も参加してくれました」と紹介。「震災から2年5カ月、仮設暮らしで肉体的精神的負担はますます重くなっている。意味のある、大きなイベントにしたい」とのべました。
倉林議員が、清水寺の森清範貫主による「福」の字の色紙を桜井勝延・南相馬市長に贈呈。「京都の声とともに故郷の思いも国政に届けたい」とあいさつすると、「がんばれよ」と声が飛びました。
同まつりは2回目。
4カ所を転々と避難し、昨年秋に牛越仮設住宅に移転してきた女性は「ここにきてやっと生き延びたという気持ち。初めての夏まつりだけど、いいね」と語りました。