2013年8月16日(金)
エジプト 強制排除
「武力行使は遺憾」
国連総長、声明で非難
【ワシントン=島田峰隆】国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は14日発表の声明で、エジプト当局がモルシ前大統領支持派を強制排除し死者が多数出ていることについて「最も強い言葉で非難する」と述べました。
声明は「エジプト当局がデモ隊への対応に武力を用いたことを遺憾に思う」「すべてのエジプト人に対し真の国民和解を促進することに努力を集中するよう求める」としました。
またデモ隊と治安部隊の衝突で国民の多くは通常の生活を送れなくなっているとし、「どちらの側からの暴力や扇動もエジプトが直面する課題の回答にはならない」と指摘しました。