2013年8月16日(金)
改憲策動許さない
東京・新宿 笠井・吉良氏ら訴え
終戦記念日
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終戦から68年の15日、日本共産党と日本民主青年同盟は東京・新宿駅頭で街頭演説を行いました。笠井亮衆院議員、吉良よし子参院議員、田中悠民青同盟委員長が、侵略戦争の反省に立ち、戦争を繰り返させないために、安倍政権の改憲の策動を許さず、憲法を守り生かすたたかいに全力をあげる決意を語りました。
田中氏は、戦争によって身内が悲惨な亡くなり方をしたという青年劇場の女優、小竹伊津子さんの証言を紹介し、「平和憲法が全世界共通のルールとなるよう頑張っていきたい」と語りました。
吉良氏は、“憲法改正は歴史的使命”と表明する安倍内閣に対し、「日本政府が学ぶべきはナチスの手口ではない」と批判。2年前に訪れたベルリンで、ナチスドイツの犠牲者を記録し風化させない「つまずきの石」の運動に出合ったこと、ドイツ政府がナチスによる被害者への補償を継続していることを話し、「日本を戦争できる国にしてはならない。戦争は二度と起こさない国民世論を広げましょう」と訴えました。
笠井氏は、今月10日、日本軍「慰安婦」被害者が共同生活する韓国の「ナヌムの家」を訪れたことを報告。被害者は「私たちの命のろうそくが消えないうちに解決してほしい」と切実に訴えていると述べ、日本政府は外交と話し合いで解決すべきだと強調しました。「日本共産党は反戦平和を貫いてきた。新たな決意でアジア各国から歓迎される政府をつくっていこうではありませんか」と呼びかけました。
フェイスブックで街頭演説を知り「生の吉良さんを見たい」と出勤途中に来たという女性(38)は「共産党には反戦平和を貫いてがんばってほしい。憲法、TPPなど新しい国会の動きに期待します」と話しました。