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2013年8月13日(火)

日本軍「慰安婦」被害の国連記念日を

東京で国際シンポ

フィリピン女性 涙で蛮行を告発

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(写真)日本軍「慰安婦」被害の国連記念日をつくろうと開かれた国際シンポジウム=11日、東京都内

 日本軍「慰安婦」被害者の尊厳を踏みにじる歴史のねつ造は許さない、と、被害者の証言と国際シンポジウムが11日、東京都内で開かれ、400人が参加しました。韓国人の金学順(キム・ハクスン)さんが被害者として初めて名乗り出た1991年8月14日を、国連記念日にしようとするキャンペーンの一環です。主催は、同キャンペーンです。

 昨年、台湾で開かれた日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議は、8月14日を日本軍「慰安婦」メモリアル・デーに決めました。第1回となる今年の8月14日は、世界や日本の各地で多彩なアクションが行われます。韓国では毎週デモが行われている水曜日にあたり、大きな行動となります。

 第1部は、フィリピンのエステリータ・デイさん(83)が、14歳で日本軍の駐屯地に監禁されたと証言。日本兵に抵抗すると壁に頭を打ちつけられ意識を失い、輪姦(りんかん)を繰り返された苦しみを、戦後50年も家族に話せずに暮らしてきたと涙ながらに語りました。

 フィリピンの被害者らの組織、リラ・ピリピーナのレチルダ・エクストレマドゥラさんは、「日本国民が立ち上がれば、日本政府も耳を傾けざるをえない。みなさんに運動を起こしてほしい」と訴えました。

 第2部のシンポでは、アンワラル・チャウドリー元国連安保理議長が基調講演。パネリストとして、韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会常任代表の尹美香(ユン・ミヒャン)さんと、京都大学教員の岡真理さんが、それぞれ二度と繰り返さないために、連帯しようと呼びかけました。


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