2013年8月13日(火)
「事故を忘れないで」 日航機墜落28年遺族ら追悼登山
群馬・御巣鷹
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520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から28年の12日、事故現場の群馬県上野村にある御巣鷹の尾根には、朝から多くの遺族らが登山し、空の安全を願いました。
登山用のつえをついて尾根を登った遺族らは、墓標を水で洗い、線香や花をたむけて手を合わせていました。
家族4人で登山した東京都港区の男性(30)は、客室乗務員として搭乗した母親(当時30)を失いました。当時2歳、母親の記憶がありません。
「ここに来ても声が聞けるわけじゃないんですけどね。母のことを何か知りたいんです」と話す男性。今年は3歳の長男が初めて自分の足で尾根を登り切りました。
「頼もしいですよね。息子に強制はしないけど、自分は気持ちと足腰が続く限り登ります。二度とこんな事故を起こさないよう、航空関係者のみなさんは事故を忘れないでほしい」