2013年8月10日(土)
被爆68年の長崎
核兵器なくすことが大事
海外代表らが行動
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原水爆禁止世界大会実行委員会は大会閉会後の9日午後、長崎市の浜町アーケード内で海外代表を含む約30人が核兵器廃絶署名への協力を呼びかけました。
スウェーデンのトマス・マグヌスンさん(63)は「とても刺激的な会議でたくさんのエネルギーをもらった。核兵器の問題は世界で最も重要な課題。2015年の核不拡散条約(NPT)再検討会議までの間に核兵器廃絶への結果を出すのは可能だと私は思っている」と語りました。
署名に応じた男子高校生(16)=福島県南相馬市在住=は「核兵器も原発も放射能を出し、人体に悪い影響を与えるのでやめてほしい」とのべました。
署名行動に参加した女子高校生(17)=愛知県在住=は「本当に国民のことを考えるのであれば、戦争をしないことがいちばんで核兵器をなくすことが大事です。人の気持ちが分かる政治を求めます」と話しました。
30人分の署名を集めたフランスのミカエル・ジェサンドさん(29)は「人間と核兵器は共存できない。長崎で68年前に起きたことは核兵器が引き起こす最悪の災害です。こうした悲劇は再度起こり得るから、核兵器廃絶にすべてがかかっています」と力を込めました。