2013年8月10日(土)
横浜保育ウオッチング
株式会社の認可保育園に驚き
各地の党議員ら
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日本共産党横浜市議団(大貫憲夫団長、5人)は9日、全国の党地方議員団に呼びかけて「横浜保育ウオッチング」を開催しました。東京、大阪、愛知、千葉など待機児童が多い自治体の議員ら約40人が参加し、鉄道の高架下や幹線道路沿いのビル内で株式会社が運営する認可保育園を視察しました。
鉄道の高架下の認可保育園は、橋脚の間をぬって園舎と園庭がつくられています。電車が頻繁に轟(ごう)音を立てて園児の頭上を通る環境を見て、参加者は「庭が常に日陰だなんて信じられない」「おとなだってこんな環境は耐えられない」と口々に驚きを語りました。
幹線道路沿いの5階建てのビル型認可保育園には園庭がありません。市は徒歩5分以内に公園があるとして認可していますが、4車線の大型道路を渡って散歩に行く環境です。参加者は、園舎のビルを見上げて「火事が起きたら90人の園児をどうやって避難させるのか」と首をかしげました。
党横浜市議団の岩崎ひろし副団長は「株式会社が運営する認可保育所がどのようなものかリアルにわかってもらえたと思う。保育の増進を担う地方議員として、より良い保育の在り方を追求するきっかけにしてほしい」と強調しました。