2013年8月4日(日)
維新出馬なら現職支持
堺市長選 「会」が確認
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大阪府堺市の民主団体などでつくり、日本共産党も加わる「住みよい堺市をつくる会」は2日夜、同市で臨時総会を開き、9月15日告示(29日投票)の堺市長選で「維新が候補を擁立するならば、堺市乗っ取り、廃止・解体を許さない立場で、現職の竹山修身市長を自主的に支持し、会として全力をあげる」との方針を確認しました。
橋下徹大阪市長率いる「維新の会」は、全国の「維新離れ」の中で「大阪回帰」と大阪市や堺市などの暮らし・自治を破壊する「都」構想実現への執念を強めています。
総会では同会の丹野優事務局長がこの間、会としても運動を強める中で、竹山市長が不要な大型事業を中止し、市民の声に耳を傾けて子ども医療費助成の中学校卒業までの拡充や4年連続の国保料の引き下げなどで市政を前進させてきたことを評価。中学校給食などをめぐっての不十分な点や評価できない点もあるが、「都」構想に対しては日増しに反対の姿勢を明確にしてきたと説明しました。
その上で市民要求前進の条件である市政の民主的運営の基盤そのものを壊す維新による堺市乗っ取り、「都」構想による堺市廃止・解体を許さないことを最大の課題とし、維新出馬なら現職支持の方針案を提起しました。
出席者からは活発な意見が相次ぎました。“現職再選後、市政が後退しない担保は”との質問には、丹野氏が「今回の選挙で都構想を阻止し、引き続き私たちが市民の要求をくみ上げてこれまで以上に市長に対する要求運動を強化していくことが市政を前進させる最大の担保だ」と答え、方針案は大きな拍手で確認されました。