2013年8月3日(土)
麻生ナチス肯定発言で6野党
集中審議要求で一致
日本共産党、民主党、日本維新の会、みんなの党、生活の党、社民党の6野党は2日、国会内で国会対策委員長会談を開きました。麻生太郎副総理によるナチスの「手口を学んだら」とした発言について協議し、この問題で予算委員会の集中審議を開くよう与党に要求することで一致しました。
日本共産党の穀田恵二国対委員長は「ナチス肯定発言は、極めて重大だ。閣僚として失格であることはもちろん、政治家としての資格も問われる」と述べ、「国会のしかるべき場できちんと議論すべきだ」と主張。ヒトラーが暴力と弾圧で独裁体制を築いた経緯を指摘し「『この手口に学んだら』というのはまさにナチズムの肯定そのものだ」と厳しく批判しました。
会談では、発言を批判する声明を検討することも確認しました。
同日、衆参両院の議院運営委員会理事会で日本共産党の佐々木憲昭衆院議員と仁比聡平参院議員も麻生氏によるナチス肯定発言を批判し、臨時国会の場で議論すべきだと意見表明しました。