2013年7月31日(水)
オスプレイ、岩国陸揚げに抗議 沖縄と結ぶ
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「オスプレイはいらない」「岩国にも沖縄にもいらない」。輸送船が接岸された山口県岩国市の米軍岩国基地を望む海岸道路に唱和が響きました。米軍普天間基地に追加配備されるMV22オスプレイ12機が岩国基地に陸揚げされた30日、市民たちは抗議のデモ行進をしました。
「昨年の試験飛行でオスプレイは周防大島の上空を何度も飛んだ。軍用機が飛びまわるようなことを許してはだめ」と足を引きずりながらデモに参加した周防大島町の女性(83)。「兄が第2次大戦で戦死しており、戦争につながるものは許さない」と歩き続けました。
抗議デモは、「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」や「愛宕山を守る会」「岩国爆音訴訟の会」など五つの市民団体が参加する実行委員会が主催したものです。
「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」の大川清代表は「沖縄県民が反対を続けるなか、追加配備が強行された。沖縄と全国でいっそう撤回の声を強めたい」と語ります。
「住民投票を力にする会」の松田一志代表は「今年3月からすでに5回オスプレイが訓練のために岩国基地に飛来しており、追加配備でさらに本土での訓練の拠点にされようとしている。沖縄と連帯して粘り強くたたかい続けます」と力を込めました。