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2013年7月31日(水)

オスプレイ危険さらに

山口・岩国に搬入強行 昨年につづき

「米に帰れ」 市民抗議

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 米海兵隊が沖縄の普天間基地(宜野湾市)に追加配備を狙う垂直離着陸機MV22オスプレイ12機の陸揚げが30日、山口県岩国市の岩国基地で強行されました。オスプレイを運んできた車両運搬船が見える基地対岸の防波堤では、陸揚げに反対する市民団体がデモ行進し、「オスプレイは岩国にも沖縄にもいらない」と力強くシュプレヒコールをあげました。


 曇り空の中、オスプレイ12機を積んだ車両運搬船グリーン・リッジは同日午前7時ごろ岩国基地に到着し、港湾施設に接岸しました。陸揚げは同9時ごろから始まり、翼を折りたたんだオスプレイがグリーン・リッジ船尾部のハッチから1機ずつ降ろされ、順次、駐機場に移され、午後5時ごろ終了しました。

 オスプレイは昨年7月、12機が岩国基地に初めて搬入され、同10月に普天間基地への初配備が強行されました。普天間基地配備に約2カ月間かかったのはモロッコなどでの墜落事故の調査報告書が出るのを待ったためでした。

 今回は、岩国基地で1週間程度、機体の整備や試験飛行などを行った後、直ちに普天間基地に移動させる計画です。

 普天間基地に配備されるオスプレイは計24機となり、訓練量は倍加することになります。沖縄では県知事や県議会など自治体がこぞって配備に反対。世論調査でも県民の圧倒的多数が反対しており、反発がいっそう高まるのは必至です。

 デモを主催した市民団体の代表らは口々に決意を表明し、「オスプレイが24機そろえば、低空飛行など危険な訓練が全国各地で行われることになる。岩国基地のオスプレイ拠点基地化に反対しよう」「欠陥機オスプレイをアメリカに帰すまでたたかい続けよう」と訴えました。


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