2013年7月30日(火)
県民選択「平和の議席」
特派員協会 糸数氏が決意語る
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参院沖縄選挙区で自民党公認候補を破り3期目の当選を果たした糸数慶子氏(無所属・沖縄社会大衆党委員長)は29日、日本外国特派員協会で記者会見し、「参院選沖縄選挙区の勝利は、平和を希求する沖縄県民の民意の勝利だと確信している」と強調し、「国政において平和をリードしていきたい」と決意を語りました。
糸数氏は、参院選で得た自らの1議席は、憲法改定や先島への自衛隊配備、日米軍事同盟の強化、集団的自衛権行使への憲法解釈の変更など、「平和に逆行する安倍政権に対し、沖縄県民が『平和の1議席』を選択したということであり、きわめて重い議席だ」と指摘しました。
そのうえで、新しい国会で「常に沖縄の『平和の1議席』を生かし、安倍政権の暴走を食い止め、平和憲法の理念を育み、県民の『いのち』と『くらし』を守り抜いていく」と語りました。
また糸数氏は、8月初旬にも米海兵隊の垂直離着陸機MVオスプレイ12機が普天間基地(沖縄県宜野湾市)に追加配備されることについて、「政府は、オスプレイの強行配備に反対し撤回を求める『オール沖縄』の願いを受け止めていない。沖縄県民は平和憲法のもとへの復帰を願ったのに、それが私たちの日常の暮らしに反映されていない」と批判しました。