2013年7月29日(月)
ゆうPRESS
ネットで楽しく選挙活動
ネット選挙が解禁となった今回の参院選。日本共産党の政策を分かりやすくネット上で伝える、ゆるキャラ「カクサン部」も話題になりました。若い党員や後援会員もツイッターやブログ、動画などを駆使し、楽しく選挙活動にとりくみました。
青森からお届けする♪いいね☆共産党! |
多彩なゲストと気楽にゆるく
青森
黒板にチョークで手書きされた文字、事務所にかかってきた電話の音が聞こえる―。そんな手作り感満載と話題になったのが「青森からお届けする♪いいね☆共産党!」です。選挙区候補を務めた吉俣洋党県書記長のツイッターでのつぶやきを、有効活用しようと動画配信を始めました。
「あるものを使って気軽にやってきたので、楽しく、長く続けられました」。こう話すのはナビゲーターを務めた斎藤美緒さん(33)です。6月初旬からほぼ毎日、40回以上にわたって動画をアップしてきました。
「素朴でいいですね」「素(す)敵(てき)、新鮮。これからもどんどん出してください」などの反応が寄せられました。「構えず、ゆるい感じがよかったのかな。親近感を持ってもらえたようです」と斎藤さん。
脱原発やTPP反対などの運動でつながった人たちにも出演を依頼。ねぶた祭りの関係者や福島県から避難してきたミュージシャンなど、多彩なゲストを迎えてきました。
「共産党にはこういう人もいる、こんな人も応援しているというのを知ってほしかった。自分の言葉で語ってもらったのがよかったと思います。今後も幅広い運動でつながって、共産党のいいねをいろいろな人に語ってもらえるようにしたい」
ゴーゴーがばい共産党 |
“見たらクセになる”
佐賀
「青森県の動画を参考に、自分たちでもチャレンジしてみました」。そう語るのは民青同盟の古賀誠・佐賀県委員長(28)です。動画「ゴーゴーがばい共産党」を、参院選投票日の1カ月前からはじめ毎日1本、5分ほどの動画を合計30本、サイトにアップしてきました。
「がばい」は、佐賀弁で「とても」とか「すごい」という意味。共産党の硬いイメージを破りたい、若い人にも選挙に行ってもらいたい―。そんな思いを込めて収録しました。
党佐賀県委員会や個人のフェイスブックやツイッターなどで拡散すると“見よったらくせになる”“勢いが伝わってきた”と好評でした。内容の打ち合わせに1時間かかったり、1本の収録で10回撮り直したことも。
古賀さんはいいます。「やっていておもしろかった。30日間続けてみて、達成感もありました。『ゴーゴーがばい共産党』も、また復活する日があるかもしれません」
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街頭宣伝も動画発信
京都
「月に70時間、残業して、いっさい残業代でなかったです。ブラック企業なくしてほしいです」
そんな青年の訴えがパソコンから流れてきます。京都の青年後援会が三条木屋町で取り組んだブラック企業度チェックの様子。「残業するのが当たり前」「簡単に首を切る」などの項目にシールを張り、働かされ方をチェックする青年の姿が映し出されています。(写真)
青年後援会は、選挙区候補の倉林明子さんを励ますつどいや青年の訴えなどの動画をフェイスブックやツイッターで拡散しました。
党青年学生部の山本裕太さん(23)は「動画が力になった」と話します。「訴えを文字にすると、どうしても長くなります。動画だと雰囲気もわかるし、若い人に身近に感じてもらえたと思う」
選挙終盤、有名ミュージシャンが共産党に投票したとブログに書いたことを知った後援会員が、励まされ、思いを自分のSNSに投稿しました。「ネット選挙解禁で多くの人がツイッターなどを活用しました。次の選挙に生かしたい」
WEB de KAKUSAN KYOSANTO!!
カクサン部長インタビュー
SNS・生中継 積極活用したッス
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いま話題のカクサン部長に、ネット選挙についてインタビューしました。
はじめまして、賀来三四郎と申します。
初のネット選挙、共産党としては積極的に活用したッス。
とくにSNS! 選挙後、ビッグデータ解析を行ったNHKによると、選挙期間中にツイッター上でのつぶやきが一番多かったのは、共産党の候補者だった(1万361件)。忙しい中、本当に頑張ってくれたッス。党首でも志位和夫委員長が1位。みんなが拡散してくれたおかげです。
今回は動画にも力を入れたッス。各候補者は演説の動画をアップしてたんだけど、「現物を見たい」と東京から大阪までわざわざ聞きにきてくれた人もいたと聞いたよ〜。
生中継もたくさんやったッス。選挙って期間が決まっているし、みんな早く情報が知りたいよね。そのためには生中継で、演説を流そうということになって。志位さんの街頭演説を3回、小池晃副委員長のおっかけ生放送も好評だったよ。
ほぼ2日に1度のペースでやったニコニコ生放送「とことん共産党」も威力を発揮したよね。各党の生放送を見比べて、共産党に投票したという人もいたみたいです。
そして、我らがカクサン部も頑張りました。ボクらのツイッターアカウントをフォローしてくれた人もいると思うけど、共産党が明るく元気に活動していることを多くの人に知ってもらえたんじゃないかな。雇用のヨーコがリアルに登場したりして、みんな楽しんでくれたよね。
それぞれの部員は政策別で、興味・関心にあわせてフォローしてもらうことができたと思う。固定のファンもついちゃって。
選挙が終わって休部宣言したら、「休んでる場合じゃないよ」って叱(しっ)咤(た)激励されたんで、再起動にむけて動きだしてます。これからも応援お願いするっス!
日本共産党のホームページにカクサン部のページがあります☆