2013年7月27日(土)
みんなの党
会派結成3日目で分裂
都議会 人事などをめぐり確執
「離脱は本人も了承」「了承の事実ない」
23日に新しい議員の任期が始まったばかりの東京都議会で25日、みんなの党が会派の幹事長人事などをめぐり真っ二つに分裂しました。任期開始3日目での会派分裂は「かつて聞いたことがない」(都議会局)事態です。
都議選で同党は7人が当選し、23日に野上幸絵都議を代表として会派結成届を提出していました。しかし幹事長人事をめぐり対立し、25日に野上氏が「1期生を中心とした会派運営を行いたいとの旨」で4人が会派離脱したと発表。一方、4氏は「勝手に発表されたもので、納得できない」(両角穣都議)と反発、同日夜、新会派「みんなの党」の結成を届け出ました。
26日、「都議会みんなの党」(3人)の野上代表と、「みんなの党」(4人)の両角幹事長がそれぞれ都庁内で記者会見。野上氏は「(離脱4氏は)幹事長を選挙で選出する意向で、私たちは反対し、選挙するならいっしょにやれないと言った。離脱は本人も了承した」と発言しました。
両角氏は「(会派離脱を)了承した事実はない。幹事長を決める過程で、野上氏の発言が二転三転した」と反論しました。この中で両角氏は、野上氏から「日本維新の会(2人)から統一会派を組みたいと申し出を受けた」との連絡を受けたことを明らかにしました。
野上氏は維新との連携について「現状は白紙」と答えています。