2013年7月26日(金)
TPP即時撤退を
オール北海道 7000人総決起
環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加に抗議する「TPPから北海道を守り抜く総決起大会」が25日、札幌市で開かれました。小雨の中、農林水産団体や経済団体、民主団体、自治体関係者などで構成する「オール北海道」の諸団体と一般市民の約7000人が参加し、「交渉からの即時撤退」を求めました。
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北海道農業協同組合中央会の飛田稔章会長は開会あいさつで「私たちは反対の声をあげ続けてきたが、政府はついに交渉に参加した。TPPから北海道を守らなければならない」とあいさつ。大会は「政府に強く抗議する」という集会決議を採択し、「TPPからの即時撤退を求めよう」と、「頑張ろう」を三唱しました。
日本共産党、自民、公明、民主、新党大地の各党国会議員が来賓あいさつしました。自民党と公明党の国会議員が壇上に立つと、会場から「うそつき、『断固反対』と言っただろう」「国益を売ったのは誰だ」と激しいやじが飛び交いました。
日本共産党の紙智子参院議員が「絶対にあきらめないでたたかいましょう」と参加者を激励(別項)すると、「そうだー」との声と大きな拍手が起きました。
紙参院議員のあいさつ(要旨)
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これまで“オール北海道”でTPP参加に反対してきました。日本政府が国民の合意も得ずに交渉会合に参加したことに、私は怒りでいっぱいです。
条件闘争に入ったら“守るべきものは守る”といってもできません。(「そのとおり」の声)
米などの重要5品目も守れるか厳しい状況です。現に会議の場でも遅れて参加した日本は「決まったことは後から覆せない」と言われています。明らかに国益に反するTPP交渉からすみやかに撤退すべきです。(「そうだ」の声と拍手)
たたかいはこれからです。絶対にあきらめてはいけない。今回の参議院選挙で私は3選を果たさせていただきました。みなさんと一緒にTPP断固撤退、日本農業の再生のために頑張る決意です。ご一緒に頑張りましょう。(「よし」の声と大きな拍手)