2013年7月25日(木)
9条改悪は許さない 自民党出演者に迫る
TV番組で小池氏主張
日本共産党の小池晃副委員長は22日夜、テレビ朝日系「TVタックル」に生出演し、小野寺五典防衛相ら自民党の出演者に、「憲法9条を変えるのは、海外で武力行使するためだ。改悪は許さない」と迫りました。
番組では冒頭、参院選での日本共産党の躍進が話題に。ビートたけしさんは、「反自民に関してはこれみんなダメだな、だったら共産党に入れちゃおうという感じだった。筋が通っているというか、言うこと変えてないじゃないかということ」と語りました。
司会者から安倍政権に言いたいことを問われた小池氏は、「憲法9条改悪はダメ!」と書いたフリップを提示。世論調査は反対多数で自民党支持者の4割も反対だと示し、「(戦後の)日本が戦争で人を殺さず、自衛隊員の戦死者を出していないのは誇るべき歴史だ」と語りました。
自民党本部から小野寺氏が中継で出演。小池氏は、国防軍を創設して出動命令を拒否すれば軍法会議で死刑、無期懲役にするという自民党の石破茂幹事長の発言を引用し、「死刑の脅迫で死地に行かせるようなものをつくっていいのか。日本の未来を危うくする」と追及しました。
小野寺氏は、「今の話は飛躍。自衛隊という名称では海外で『自分たちを守るだけか』と言われる」などと、ごまかしに終始。小池氏は、「石破幹事長が実際に言ったことだ。名前でイメージが変わるだけではない。9条2項を変えて軍隊と認定すれば、今までの『急迫不正の侵害に対する必要最低限の反撃』ではなく、海外での武力行使ができるようになる」と指摘しました。
原発再稼働をすすめる安倍政権について、小池氏は過酷事故を起こした福島第1原発原子炉の状態も確認できていないのに新しい基準をつくって再稼働することは許されないと批判。「福島の15万人が避難生活をしているときに再稼働や輸出が出てくること自体が信じられない」と語りました。