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2013年7月25日(木)

きょうの潮流

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 「ヒロシマ・コタ・ボレ」。バングラデシュやインドの一部で使われているベンガル語で「広島の声」という意味です。そのベンガル語と日本語を併記した同名の本が出版されました▼八王子・被爆者の会の上田紘治事務局長と在日バングラデシュ人のプラシドさんが協力し、17人の被爆者の証言を紹介。きっかけは都内の原爆展にプラシドさんが訪れた際に上田さんと意気投合。3年がかりでつくりあげました▼今後はバングラデシュの学校に本を贈呈するなど普及を進めます。現地で原爆展の開催をめざす上田さんは「この運動に国境はありません。一人でも多くの人に知ってもらいたい」▼広島と長崎に人類初の原爆が落とされてから、68年目の夏がめぐってきました。来月3日から始まる原水爆禁止世界大会には平和を願う人びとが集まり、世界中に友情と連帯の輪をひろげます。映画「プラトーン」や「7月4日に生まれて」のオリバー・ストーン監督も参加し、核兵器ノーを訴えます▼平和運動の先頭に日本が立つときに、安倍首相は憲法を変えることばかり熱心です。ノーモア・ヒバクシャ9条の会が実施した被爆者らのアンケート調査では、9割近い圧倒的多数が憲法改正に反対しています▼「9条は平和な日本の命。ヒロシマ、ナガサキ、フクシマを経験した日本は、私たちは、9条を生きなければなりません」(広島で被爆した男性)。核兵器をなくせ、戦争反対、9条を守れ。その声を、日本に、世界に、とどろかせる夏です。


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