2013年7月22日(月)
大激戦を勝ち抜いた
吉良さん 大歓声とコール
東京選挙区
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21日午後9時40分すぎ、東京都渋谷区の吉良佳子氏=新=の選挙事務所に当選確実の知らせが届くと、詰めかけた党支持者や「キラキラサポーターズ(吉良よし子勝手連)」の人たちから「おーっ」という大歓声と、「キラキラキラキラ吉良よし子」コールが沸き起こりました。
同50分すぎに、吉良氏が事務所に姿を見せると、握手を求める人や「おめでとう」と声をかける人たち、「共産党! 共産党!」「9条守るぞ吉良よし子!」コールでいっぱいに。青年たちや緒方靖夫副委員長・元参院議員、笠井亮衆院議員、田村智子参院議員、大山とも子都議団幹事長、米倉春奈新都議、若林義春都委員長、全都後援会の横田和俊副会長らとともに万歳三唱しました。
吉良氏は記者会見で、多くの人から寄せられた支持で2001年以来12年ぶりの東京選挙区での議席を獲得したことに感謝を述べ、「就職氷河期世代として、雇用問題・ブラック企業ゼロ、みんなといっしょに首相官邸前で声をあげてきた原発再稼働反対など一つ一つの声を必ず国会に届け、自民党の悪政ストップに全力をあげます」と力強く表明しました。
また、「憲法改悪の策動が行われる中で、『子どもを戦場に送りたくない』『戦争を二度と起こしたくない』と寄せられた声を届けたい」と強調。「インターネットで見た人たちが支持を広げてくださった。政治は変えられると伝えられた。みなさんといっしょに政治を変えたい」と決意を述べました。
辰巳さん 自民暴走許さぬ
大阪選挙区
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「やったー」「よしっ」――午後9時39分、NHKが日本共産党の辰巳孝太郎大阪選挙区候補の当選確実を報じた瞬間、選挙事務所に詰めかけた支持者らからいっせいに歓声と拍手がわきあがりました。足を止め、「えっ、共産党が勝ったの。よかった」とのぞき込むカップルもいました。
真っ黒に日焼けした辰巳さんが事務所に姿を見せると、喜びは頂点に。支持者が次々手を差しだし、「コータロー」「コータロー」コールが起こりました。
「この大阪で消費税増税中止、原発再稼働やめて、憲法9条変えたらあかんの声を私に託してもらいました。若者の雇用を安定し、ブラック企業を根絶することとあわせて、みなさんの声を国会に届けるために全力で頑張ります」と元気いっぱい決意を語る辰巳さん。
6歳と6カ月の女児を連れて駆けつけた弁護士の男性(39)は「与党が多数の力で改憲などやりたい放題をさせないために共産党に勝ってほしかった。感慨無量です。憲法を守るため、国民と力を合わせて国会で頑張ってほしい」と喜びを語りました。
会社員の女性(28)は「若い人の子育てや雇用改善の要求を受け止め、地道に活動してきた辰巳さんが勝ってとてもうれしい。自民の暴走に対抗する値打ちのある議席です」と話しました。
倉林さん 2人区を制した
京都選挙区
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「やったー」「よっしゃ」。激烈な争いとなった改選2の京都選挙区で、日本共産党の倉林明子さんの当選確実が決まると、事務所は大歓声がいっせいに鳴り響き、支援者が倉林さんを取り囲んで喜びを爆発させました。
倉林さんは、他党派や京都財界総がかりとなった「共産党落とし」のシフトを打ち破って、大激戦を制し初当選を果たしました。京都では1998年の西山とき子さんの当選以来、15年ぶりに悲願の議席獲得を果たしました。民主党新人らが落選しました。
倉林さんは泣きながら「府民の良識の勝利です。共産党の底力を示しました」と述べました。
選挙戦は、自民党政治ときっぱり対決する日本共産党と倉林さんへの期待の広がりに危機感を強めた、京都財界の重鎮や府知事、京都市長らが乗り出して「共産党落とし」の包囲網をしきました。民主党は自民党や公明党に「票を回して」とお願いし、「共産党は反対ばかり」と反共攻撃に終始。民主の“票のおねだり”に、府民から批判が続出しました。
日本共産党の支部、後援会は「議席を争う大接戦、比例でも選挙区でも最後の最後までの猛奮闘が勝敗を決する」と全力をあげました。
糸数さん 「平和の議席だ」
沖縄選挙区
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参院沖縄選挙区(改選1)は、沖縄社会大衆党委員長で無所属現職の糸数慶子氏(65)=日本共産党、社民、生活、みどり推薦=が、自民党公認で新人の安里政晃氏(45)=公明推薦=を破り、3期目の当選を果たしました。
午後9時23分、当選確実の一報が那覇市の事務所に伝わると、詰めかけた支持者らは歓喜に包まれ、カチャーシー(喜びの群舞)を踊って喜びを爆発させました。
選挙戦で糸数氏は、安倍自公政権が県民総意の反対を無視して進める辺野古新基地建設やオスプレイ追加配備、憲法改悪に反対し、普天間基地の即時閉鎖・撤去、オスプレイ配備撤回、平和憲法を守り抜くと訴えました。
糸数氏は「『オール沖縄』の県民総意の勝利です。『平和の1議席』守り抜いた」と喜びを語りました。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、県議らが同席しました。
安里陣営には、「超重点区」と位置づける安倍晋三首相、石破茂自民党幹事長ら閣僚・党幹部が連日テコ入れしましたが、米軍普天間基地「移設」問題をめぐる自民党本部の「辺野古『移設』」と県連の「県外移設」公約に、県民から「二枚舌公約」との批判を浴びていました。