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2013年7月21日(日)

「アベノミクスのここが問題」

TVで志位委員長 質問に答える

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 「東京都議選で他の野党が伸び悩むなか、共産党がどーんと伸びた。なぜか」―。日本共産党の志位和夫委員長は20日、BS朝日「激論!クロスファイア」に出演し、司会の田原総一朗氏が矢継ぎ早に繰り出す質問に丁寧に答えました。

 田原氏が6月の都議選で日本共産党が17議席に倍増した勝因を尋ねたのに対し、志位氏は「安倍政権の政策に不安感や危機感をもつ人が多いなか、正面から対決し、打開策を示していく姿勢を貫いたことが大きかった」と答えました。

 田原氏は「アベノミクスで景気はよくなったか」と提起。志位氏が「雇用の全体が若干増えても正社員が47万人減っていることが一番の問題」と指摘すると、田原氏は「本当に景気がよくなったとは決していえない」と応じました。志位氏は、大企業がもつ260兆円の内部留保を賃上げや安定した雇用の拡大、中小企業への下請け代金の引き上げに使って国民の所得を増やし、景気回復を進める政策を提案しました。

 田原氏は「(アベノミクスについて)共産党は『5本の毒矢』だといっている」と紹介し、説明を求めました。志位氏は、(1)異常な金融緩和で物価が上がり営業や生活に被害がでている(2)財政政策で巨大開発のばらまきが復活し、借金だけが残る失敗を繰り返そうとしている(3)「成長戦略」の名で首切り自由の「限定正社員」をつくろうとしている―と告発。そのうえ(4)消費税の大増税(5)社会保障の連続改悪―を進めたら、「くらしも経済も壊れ、財政もだめになる」と強調しました。

 田原氏が自民党の憲法改定案について問い、志位氏は「9条を変えて『国防軍』をつくり、米軍と一緒に『海外で戦争できる国』に日本をつくりかえるもの」だと批判しました。

 田原氏が「自衛隊には反対?」と尋ねたのに対し、志位氏は「自衛隊は違憲の軍隊ですが、いっぺんになくすという考え方ではありません」と回答。「日米安保条約をなくして本当の独立国になった日本が、9条を生かした平和外交でアジアと世界の信頼を得て平和的情勢を切り開き、国民の合意で段階的に9条の完全実施をめざす」というプランを語りました。


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