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2013年7月21日(日)

きょうの潮流

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 この選挙中、ずっと頭にひっかかってきた言葉があります。安倍首相を先頭に、自民党が決まり文句に使った「日本を取り戻す」。彼らは、いったい何を取り戻そうというのか▼4年前、国民から圧倒的なノーを突きつけられ、結党以来初めて衆院第1党の座を追われた自民党。それは戦後からつづいてきた政治からの転換を願うものでした。そして2年前の東日本大震災では、国のあり方が根本から問われました▼内政や外交、あらゆる分野で滞ってしまった政治。利益や効率ばかりを追い求め、人間らしいうるおいを失った殺伐とした社会。命や安全が置き去りにされたままの生活。このままでいいのか―。いまこの国で暮らす人びとの実感でしょう▼安倍首相は、成長する、たくましい、強い日本を取り戻すといいます。しかしその中身は、バブル経済をあおる一方で雇用をこわし、国民に大増税を押し付ける。原発を再び動かし、世界に売り込む。憲法を変えて、戦争ができる国にする▼これが国民の不安や心配にこたえる道なのか。日本共産党は、自民党とは対極にある政策を示して訴えました。賃上げで景気を回復し、働く者がむくわれる社会に。原発ゼロで自然エネルギーの普及を。憲法を守り、世界の平和に貢献する国へ▼他党とちがうのは、これまでの政治から決別し、新しい日本の形を正面から示しているところです。投票日の2013年7月21日が、その一歩となるように。政治や社会や国を変えられる、あなたの1票です。


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