2013年7月20日(土)
再稼働反対 廃炉を 官邸前
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首都圏反原発連合(反原連)は19日、原発の再稼働に反対する首相官邸前抗議行動を行いました。再稼働を進めようとする安倍晋三内閣に、4500人の参加者(主催者発表)が抗議の声をあげました。
北海道小樽市から初参加した女性(48)は大学生と高校生の子をもつ母親です。「官邸前はすごい人数で、元気が出ます。泊原発の再稼働をとめようと地元でデモをしています。福島の事故後、魚など食べ物の放射能汚染が心配です。原発はすぐになくしてほしい」
男性(54)も仙台市から友人と初めて参加。「廃棄物の行き場のない原発は破たんしているのに、再稼働の企てはおかしい」と語りました。
同じく初参加した東京都港区の女性医師(33)は「事故があったのに、なんで安全といい切れるのか。原発輸出を推進することも、原爆を落とされた唯一の国として恥ずかしい」と話しました。
笠井・吉良両氏元気にスピーチ
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日本共産党の笠井亮衆院議員、吉良よし子都雇用と就活対策室長は19日、官邸前抗議行動に参加してスピーチしました。
笠井さんは、「再稼働反対・原発ゼロの声を意思表示して、政府に原発なくせの決断を迫っていこう」と訴えました。
吉良さんも訴えました。「あの福島の事故のとき、小学生の男の子が『ぼくはおとなになれますか』と菅首相(当時)に手紙を書いたことが忘れられません。未来をになう子どもたちにこんな苦しい思いをさせる原発事故は二度と起こしてはいけないんです。大飯(原発)を止めて、原発を廃炉にするしかないではありませんか。力を合わせて再稼働を阻止して、原発廃炉にもっていきましょう」