2013年7月17日(水)
主張
参院選と女性
女性の選択で未来ひらこう
女性、国民の願いに反する自公連立の安倍晋三政権の暴走政治を許すのか、日本共産党の躍進で新しい政治をひらくのか、参院選で激しいたたかいがくりひろげられています。
切実な声が届く政治へ
「給料が全然あがらず、年収150万円にもなりません」「年金が減って、そのうえ消費税増税では暮らしていけません」「子どもたちを『国防軍』にとられるようなことになったらと心配です」
語り合えば、女性たちの切実な思いがあふれます。世論調査でも、8割の女性がアベノミクスによる景気の恩恵を「実感していない」と回答し、原発輸出に7割以上の女性が反対し、多くの女性が憲法9条改悪に強い危惧を抱いています。
福島原発事故以来、「子どもたちを放射能から守りたい」と首相官邸前の金曜行動やパパママ行動に多くの女性たちが立ち上がりました。
深刻な保育所の待機児童問題に直面し、「安心して預けられる認可保育所建設を」とネットワークをつくり運動を広げている女性たちもうまれています。
その切実な願いをとおして、「政治にこたえてほしい」「どうしたら変えられるのだろうか」と真剣な探究をしてきました。
東京都議選での日本共産党の議席倍増は、「くらしのこと、原発や憲法を考えたら、選択肢に入れたことのなかった共産党を入れなければ」「民主も期待はずれ、第三極もだめだとわかった。反自民の受け皿は共産党」と、女性たちのなかで、日本共産党への新たな期待と注目をひろげています。
日本共産党が伸びれば、暮らしも政治も変わります。
日本共産党は、女性・国民とともに、消費税増税も、原発再稼働・輸出も、憲法改悪も許さない運動と世論を、ともに大きくひろげてきました。この日本共産党の議席が増えれば、女性たちの声が、確かに政治に届き、政治を動かす力になります。
財界・大企業からの政治献金も、原発マネーも、いっさい受けとらない清潔な党・日本共産党が伸びれば大企業いいなりの政治をただし、モノをいう政治がすすみます。
異常な長時間労働で使い捨てにする働かせ方をなくし、「人間らしく働く雇用のルール」をつくることができます。「即時原発ゼロ」の声を国会に届け、再稼働ストップの大きな力になります。
女性の権利の問題でも、正規と非正規の均等待遇の確立、男女賃金格差や長時間労働の是正、保育所整備など、ヨーロッパでは当たり前のまともなルールづくりも前進させることができるでしょう。
自民党が憲法9条を変え、日本を「戦争する国」にしようというとき、反戦平和、民主主義のためにたたかい、憲法を守りいかす日本共産党の議席は、かけがえのない役割と値打ちをもつものです。
確かな1票で変えよう
日本共産党は、91年前の7月15日に誕生したときから、女性参政権実現のためにたたかってきました。
女性の今と未来がかかった参院選です。女性たちのたたかいでかちとった政治的権利の行使によって、新しい政治への確かな一歩をともにきりひらくことを心からよびかけます。