2013年7月17日(水)
首相が憲法9条改定発言
共産党躍進で安倍政権の野望に痛打を
志位委員長が会見
日本共産党の志位和夫委員長は16日、遊説先の仙台市で記者会見し、安倍晋三首相が憲法9条改定を明言したことについて、「年来の野望がついにむき出しの形で語られたことは重大です。共産党の躍進でこの危険なたくらみに痛打を、と訴えていきたい」と語りました。
安倍首相は、15日放映された長崎国際テレビのインタビューで、「われわれは9条を改正し、その(自衛隊)存在と役割を明記していく。これがむしろ正しい姿だろう」と言明しました。
志位氏は、この首相発言について、「安倍氏はこれまでの選挙戦で、憲法改定の発議要件の緩和を主張してきましたが、その真の目的が憲法9条改定にあることを、あからさまに語ったことはきわめて重大です。9条を改定し、自衛隊の『存在と役割』を明記すれば、ことは現にある自衛隊を追認するということにとどまりません。『海外で戦争をする国』に日本をつくりかえることになります」と批判し、つぎのように語りました。
「憲法9条改定の是非が、いよいよ選挙戦の大争点になってきました。首相はむき出しの形で年来の野望を語りましたが、国民多数の声は9条改定に反対です。日本共産党を躍進させることこそ、安倍政権の野望への最大の痛打となります。党をつくって91年間、反戦平和を貫いてきた平和の党の躍進のために最後まで力をつくします」