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2013年7月16日(火)

橋下氏が記者攻撃

聴衆から「ファシズム」の声

大阪・街頭演説

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 「慰安婦」暴言に開き直る日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が15日、大阪府の寝屋川市駅前の街頭演説で、特定新聞社の記者を手で示しながら非難し、数百人の熱心な支持者らの拍手で周囲は異様な雰囲気に包まれました。

 橋下氏は「慰安婦制度は必要だった」など一連の暴言について、いくら言い訳してもその言い訳も含めて批判されているのに「そこに朝日新聞記者がいるけど、『朝日』や『毎日』の新聞や、その他のテレビが『大誤報』をやってくれたおかげだ」と責任を転嫁。「そのバス停にいる人が名前は言わないけど朝日新聞の記者」と述べ、繰り返し手で示して聴衆をあおりました。

 自身の執拗(しつよう)な記者攻撃と、熱心な聴衆の反応をまずいと思ったのか最後には「記者個人をあんまりいじめないでくださいね。これをやったらおかしな世の中になっちゃうんで…」などと発言しました。

 聴衆の中には、切迫した表情で報道陣をつかまえ「あなたも記者でしょ。あれ(=橋下氏の演説)はファシズムやし、個人へのいじめじゃないの。新聞社は絶対に許したらあかん」と語る女性も。通りがかりで演説を聞いた同市の男性(73)は「暴言を吐いたのは橋下さんやん。今の行為が許される社会になったら言論が萎縮してしまう。新聞社側も誤報ではないと反論して決着はついているはずや。橋下さんは、慰安婦問題がどう問題になっているかわかっていないのではないか」と憤りました。


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