2013年7月15日(月)
民族差別やめよう
大阪 歩いて市民にアピール
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民族差別を助長するヘイトスピーチ(憎悪表現)デモに抗議するパレードが14日、大阪市内で行われ、「差別をやめろ」「仲良くしよう」などと唱和しながら歩きました。主催は市民らでつくる「仲良くしようぜパレードIN大阪」実行委員会。
思いおもいのプラカードを手に、チマチョゴリや浴衣を着た人、ドラムや朝鮮王朝時代の伝統楽器を鳴らしながら歩く人など参加者は約600人。ヘイトスピーチについて分かりやすくまとめたフライヤー(チラシ)を配りながら沿道の人たちにアピールしました。
同パレードは、在日コリアンの申靖英さんが発案したものです。申さんと一緒に共同代表を務める伊藤健一郎さんは「差別とたたかう一歩になったと思う。でも、まだまだ知られていない。もっと多くの人に、知ってもらいたい」と話しました。
大阪市内に住む16歳の女性は母親と一緒に参加しました。「社会にはいろいろな差別があるけど、差別をやめようという同じ思いを持った人がたくさんいて心強いと思った」と話しました。