2013年7月13日(土)
比例候補は訴える
人間らしく働ける社会つくる
山下よしきさん 活動地域 京都除く近畿
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若いみなさん、就職できていますか。正社員になりましたか。「ブラック企業」に苦しめられていませんか。いま職場での嫌がらせや長時間労働で若者の心と体を壊して退職に追い込む「ブラック企業」が有名企業にまで広がっています。
若者の能力を生かすのではなく、すりつぶす社会であってはなりません。労働法制を規制緩和し、派遣労働を自由化してきた自民党政治の責任が問われます。安倍首相は「必要な改革をやった」といいますが、若者の2人に1人を非正規雇用に追いやり、「ブラック企業」の土壌を広げておいてどうして「必要な改革」といえるのでしょうか。
安倍政権は、今後も労働の規制緩和をすすめ、使い捨ての派遣労働を一層広げようとしています。
自民党は昨年のインターネット投票でブラック企業ナンバー1になった大手居酒屋チェーン前会長を比例代表候補にしました。「ミスターブラック企業」を担ぐ自民党か、ブラック企業の根絶の先頭でたたかう日本共産党か、この問題でも「自共対決」の選挙です。
「共産党はいいこというけれど、力がないのでは」という声もお聞きしますが、日本共産党は全国で31万人の党員、2万の支部、2700人の地方議員が草の根と結びついて活動しています。党国会議員団が提案した「賃上げこそがデフレ不況打開のカギ」という主張は、政府も否定できなくなり、不十分ではあっても首相が財界に賃上げを要請するまでになりました。
この10年来、自民か民主かの二大政党による政権選択といわれてきましたが、政権に就いた民主党の政治は結局、自民党と変わりませんでした。「第三極」といわれる勢力も自民党の応援団であることが明らかになりつつあります。いま自民党に立ち向かい、財界中心、アメリカいいなりの古い政治をただすしっかりした立場をもっているのは日本共産党です。
日本共産党を伸ばしていただければ、政治は必ず変わります。人間らしく働ける社会をとの願いを日本共産党に託してください。(11日、兵庫県内で)