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2013年7月13日(土)

口つぐむ首相

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 参院選に入って1週間、安倍晋三首相(自民党総裁)は街頭演説で、憲法96条改悪、原発再稼働、消費税増税などに口をつぐんでいます。

 九州各地(11、12日)で立った街頭演説の中身はもっぱらアベノミクスの自画自賛ばかり。憲法、原発、消費税問題などは、日本記者クラブやテレビの党首討論で質問された場合にかぎって答えていますが、直接有権者に語りかける街頭では自分から口にしようとしません。

 政権復帰以来とっている、安倍政権のいわゆる「安全運転」作戦―国防軍創設の憲法9条改悪や靖国参拝、「慰安婦」問題など批判を浴びる問題は参院選が終わるまで自分の方からは語らない選挙戦術です。

 自民党元総裁の河野洋平氏は雑誌上で批判しています。「『参議院選挙が終わるまでは安全運転』などという安倍政権のレトリックは、…国際的に、また国民に対してもきわめて不誠実な態度だと思います」「少なくとも参議院選挙の前に自らの思うところを述べ、国民の審判を受けるべきでしょう」「反発を受けかねない問題については態度を示さず、選挙で白紙委任を得ようとする態度であっていいはずがありません」(『世界』8月号)

 河野氏ひとりではありません。野党委員長経験者は「自民党圧勝なら、安倍首相の本音中の本音である『3本の柱』―憲法改正、靖国参拝、村山談話の修正を視野に政治工程表を固めていくのではないか」と見ています。


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