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2013年7月13日(土)

きょうの潮流

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 国際オリンピック委員会(IOC)本部のあるスイスの都市ローザンヌ。2020年のオリンピック開催地の9月決定に向け、東京、イスタンブール、マドリードによって招致合戦が繰り広げられました▼この地で90年前の1923年、当時のコンスタンチノープル(イスタンブール)が首都だったトルコと、第1次世界大戦の戦勝国との間で、講和条約が結ばれました。ローザンヌ条約です▼トルコは敗戦直後の20年に、セーブル条約を強制されていました。本土の3分の2がイギリスなど列強の支配下に置かれました。外国軍の駐兵権や治外法権を認めさせられ、関税自主権を奪われる屈辱的な条約でした▼事実上の植民地とされたのに対して、のちに共和国の初代大統領となるケマル・パシャを先頭にしたトルコ国民は、頑強な抵抗とたたかいを展開。ローザンヌ条約によってセーブル条約を撤廃し、独立と民族の主権をかちとったのです▼日本は第2次世界大戦後、サンフランシスコ平和条約と安保条約を結びました。アメリカが望めば日本のどこにでも基地を提供するという、世界でも類のない「全土基地方式」が押しつけられました。日本は事実上の従属国にされています▼参院選挙で共産党はこうした「アメリカ言いなり」政治からの転換を求めています。対米従属の政治の根っこにある安保条約の撤廃を主張しています。主権を侵す屈辱的な条約は、国民の選択とたたかいで必ず撤廃できる。世紀を超えてアジアの歴史が教えています。


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