2013年7月12日(金)
事故収束宣言の撤回、即時原発ゼロへ
県民過半数署名スタート
ふくしま復興共同センター
東京電力福島第1原発事故から2年4カ月たった11日、ふくしま復興共同センター(代表・斎藤富春県労連議長)は福島市のJR福島駅前で、事故収束宣言の撤回と「即時原発ゼロ」などを求める署名を始めました。来年3月までに県民過半数の100万人の署名をめざすとともに、全国にも呼びかけます。
署名は安倍晋三首相と東京電力社長宛てで、内容は▽政府の「事故収束宣言」を撤回し、汚染水対策など原発の事故収束作業に国が責任を持つ▽福島県内の原発全10基の廃炉と、全国すべての原発の再稼働をせず、原発ゼロをただちに決断▽希望者全員が入居できる復興公営住宅の建設など住まいと生(なり)業(わい)の再建支援―など7項目です。
マイクを握った斎藤代表は「いまだに福島県民15万人が避難し、すべての県民が放射能被害や将来への不安などを抱えながら生活しています。県民の切実な願いに国と東電が責任を果たすよう求めていきましょう」と訴えました。