2013年7月11日(木)
維新の政見放送 視聴者置いてきぼり
日本維新の会のNHK政見放送が、「視聴者置いてきぼり」と話題になっています。
同党の政見放送は、石原、橋下両共同代表の横顔しか見せない対談形式。カメラに正面で向かい視聴者に話しかけるのではなく、放送時間中、見つめ合いながら論じ合い、最後に握手を交わしました。
ネット上でも「都議選の結果でけんかしたけど和解したよという党内向けアピール」「2人で話し合ってるだけで視聴者置いてきぼり」との声が上がり話題になっています。橋下氏は「向き合う角度などが細かく決められている」と言い訳しています。
両氏が強調したのは「中央集権、既得権の打破」。「中央集権体制を丸ごと変えられるのは僕らしかできない」と売り込み、ムダ遣いまで憲法のせいにして改憲を主張しました。
「既得権の打破」を掲げて維新がやろうとしているのは、社会保障の削減、農協解体、混合診療の解禁など財界・大企業やアメリカが求めるものばかり。最大の「既得権者」である財界とアメリカにものがいえないようでは、自民党の「補完勢力」であることは隠せません。(人)