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2013年7月11日(木)

きょうの潮流

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 沖縄の辺野古(へのこ)でつづく新基地反対の座り込みが、前身のたたかいをふくめ、この7月で6000日をこえました。96年の日米合意で巨大海上基地の候補地とされてから17年間。いまは漁港脇のテント村で朝8時から夕方4時までの座り込みです▼「民意は基地建設NO」の看板をかかげ、来る日も来る日も。目の前に鮮やかにひろがるコバルトブルーの海を基地にしてなるものか。全国からの激励をうけながら、決意を固めた息の長い反対運動です▼多種のサンゴが群落し、ジュゴンやウミガメが泳ぐ貴重な海域。マングローブ林や干潟には、絶滅危惧種のトカゲハゼが生息します。そんな宝物の海を壊し、基地に変えるわけにはいかない―▼今月は沖縄県知事に埋め立て申請を認めさせないために意見書を送る運動も並行しています。10年前から座り込みに携わる田仲宏之さんは「何日つづこうが、われわれは新基地の建設を止めるだけ。ねばりづよくやっていきたい」▼先日亡くなったヘリ基地反対協の共同代表、大西照雄さんは「かつてない人間の絆と連帯に満ちた不屈のたたかい」と評しました。中心的な存在だった大西さんの遺志をも継ぐ、沖縄の平和と自然を守る闘争です▼軍拡にふみだし、日米同盟強化と新基地建設を推し進める安倍政権。沖縄の心を国政にとどけてきた古堅実吉・元衆院議員は、84歳になるいまも県内の基地をめぐり思いを新たにしています。「このたたかいにあきらめはない。紆余(うよ)曲折はあるが、最後は必ず勝つ」


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