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2013年7月5日(金)

きょうの潮流

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 各党党首の第一声。安倍首相は昨年の衆院選と同じ福島で、復興をアピールしました。安全神話の反省を口にしながら、いまも15万人が故郷をおわれている県民の前で原発をなくすとはいえません▼自民党の選挙公約で再稼働を明記しているのですから、それも当然か。あれだけの災害をもたらし、いまだに事故がつづくなか、それでも原発に固執する首相。福島の願いに耳をふさいで、よくも行けたものです▼沖縄では石破幹事長。沖縄の心や思いを託してと訴える一方で、県民がなによりも望んでいる米軍基地撤去やオスプレイについては口をつぐむ。第一声に選んだ地の最大の問題に平気で背を向ける、この党の本質が現れています▼日本共産党の志位委員長は雨がぱらつく新宿で声を張りました。景気回復、原発、憲法、アメリカいいなり政治。四つの転換を示し、安倍政権との対決軸を鮮明にしました。寄り添って聞いていた初老の夫婦は「どれも日本の行く先を決める大事な問題ばかりですね」▼ところがマスメディアは、こうした肝心な問題には目をむけず、ねじれ解消やアベノミクスの成果を取り上げてばかりです。まるで選挙の争点はそこにあるかのように。記者クラブ主催の党首討論会も、さしずめ安倍首相の“独演会”でした▼ここはやはり、ひとりでも多くの人と対話し、日本共産党の政策や姿を伝えたい。自力で風を起こし、支持をひろげていかなければ。「国民の声で動く新しい政治」(志位委員長)に変えるために。


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