2013年7月4日(木)
オスプレイ訓練受け入れ
八尾市議会が反対決議
大阪
大阪府八尾市議会(定数28、欠員1)は3日、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)に配備の垂直離着陸機オスプレイの訓練を同市の八尾空港で受け入れよとされている問題で、「容認することはできず、反対する」との決議を賛成多数で可決しました。
訓練受け入れについては、日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)と松井一郎幹事長(府知事)が安倍首相に提案。各府県知事らが集まった6月29日の関西広域連合委員会でも橋下市長と松井知事によって提案されていました。
決議は、日本共産党、自民党、公明党、民主系2会派(市民クラブ、創造やお)の5会派の代表者が連名で提出。採決では日本維新の会八尾の4人のみが反対しました。
決議は、関西広域連合委員会でも、委員から慎重意見が相次ぎ、継続審議となっていると指摘。「八尾空港は、数多くの住宅や小中学校といった教育施設、病院などが非常に密集した市街地に位置している」とのべて、八尾市議会として「安全性が確保されていない状況下では、八尾空港でのオスプレイ訓練の受け入れについて容認することはできず、反対することを表明する」としています。