2013年7月3日(水)
除染・補償 願い切実
穀田氏 政治の責任問う
テレ朝系
日本共産党の穀田恵二国対委員長は1日放映の「TVタックル」(テレビ朝日系)に出演し、「福島緊急取材! 9政党の代表よ被災地の声を聴け」の企画で、東京電力福島第1原発事故による福島県の被災者や各党代表らと討論しました。
復興予算が電力会社の支援などに流用されている問題をめぐり穀田氏は、「復興基本法のあるべき形に、国際競争力の強化などを入れ、復興のために金を使うのではなく、他にも使える法律に(自公民3党が)したことが問題だ」と指摘しました。
飯舘村から福島市で避難生活する男性は「一日も早い除染をしてほしい」。大熊町で30年近く有機農業を営んでいた夫妻は「避難が長引くほどつらい。避難生活から自立したい」「生活再建の支援制度をつくって」と訴えました。
除染が進まない現状について被災者からは「子をもつ親は帰りたくても帰れない。線量が不安だ」「早く代替地と農機の弁償をしてほしい」との声が相次ぎました。
穀田氏は「多くの方がたの要望にきちんとどう応えるかだ。帰れない人には補償する。帰りたいと思っている人には除染する(ことが必要だ)」と述べるとともに、再除染はしないなど帰還の環境整備を遅らせている政府の対応を批判しました。