2013年7月2日(火)
十分な研究奨学金を
宮本議員質問に参考人
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衆院科学技術・イノベーション特別委員会で6月21日、参考人質疑が行われ、日本共産党の宮本岳志議員が質問しました。
宮本氏は、若手や女性研究者の活躍の場を広げなければならないが、現状は「任期付き」の職しかなく、日々の暮らしさえ成りたたず将来の見通しが持てないと指摘。博士課程に進みたくとも、お金を理由に断念せざるえない学生も多いと述べました。
政策研究大学院大学の白石隆学長は「任期というリスクに見合うだけの報酬が当然なければならない」と述べ、博士以上の学生には十分な研究奨学金を提供すべきだと語りました。
理化学研究所の野依良治理事長は、日本以外の国では大学院生に全生活費が支給されていると強調し、「月20万程度は保証すべきだ」と述べました。
宮本氏は、国や地方公共団体からの科学技術研究費がこの10年で減り続けていることを指摘しました。野依氏と白石氏はともに、「ゆゆしき問題。ぜひ増強していただきたい」と語りました。