2013年6月30日(日)
市田氏 最低保障年金を提案
日テレ系 「沖縄基地は米に」
日本共産党の市田忠義書記局長は29日放送の日本テレビ系「ウェークアップ!ぷらす」に出席し、各党幹事長らと年金や沖縄基地問題などで討論しました。
民主党やみんな、維新など各党が年金制度は破綻しているとフリップで答えるなか、市田氏は“維持できる”と回答。そのうえで「今の年金の一番の問題は、無年金者、低年金者が非常に多いことだ。それから本来厚生年金に加入できる人が派遣(労働)や請負で、そこから除外され、将来年金がもらえない」と指摘。全額国庫負担で最低保障年金を創設し、そのうえに保険料に応じ上乗せする年金制度をつくるよう提起しました。
財源について市田氏は「大企業や富裕層に負担能力に応じて払ってもらう(べきだ)」と主張。みんなの党や維新が年金の「積立方式」を主張したことに対しては「積立方式は生命保険と一緒。国の責任放棄で社会保障でもなんでもない」と批判しました。
沖縄の米軍普天間基地問題について、市田氏は、沖縄県の全41自治体の首長や議会が、普天間基地撤去を求め、辺野古新基地建設とオスプレイ配備に反対する建白書を政府に提出したことを紹介。「オール沖縄の声に応えるべきだ。(基地は)アメリカに持って帰ってもらったらいい」と主張しました。
維新の松井一郎幹事長は「僕らが話している沖縄の地方議員のみなさんは、普天間の固定はやめて、辺野古(『移転』)と言っていますよ」などと発言。市田氏は「建白書を見たことあるのか。事実と違うことを言ったらだめだ」と批判しました。