2013年6月28日(金)
純米酒偽装防止策を
食品表示で 大門氏求める
参院消費者特別委
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日本共産党の大門実紀史参院議員は19日の参院消費者問題特別委員会で、大阪府内の業者が醸造アルコールを加えた製品を「純米酒」と偽って販売していた事件を取り上げ、食品表示にかかわる再発防止策を求めました。
酒税保全法では是正の指示に従えば偽装の事実が非公表とされます。大門氏は、業者が社告の「おわび」でたんなる「ラベル表示の誤り」とごまかして説明していることを指摘し、「このままでは、お酒の世界では引き続き偽装表示が閉ざされたままになってしまう」とただしました。
国税庁の刀禰俊哉審議官は「指示を行った場合は、公表しなければならないという食品表示法案の規定を踏まえ、必要な検討をする」と答えました。
大門氏は「消費者庁としても検討課題とすべきだ」と指摘。森雅子消費者担当相は「国税庁とも相談していく」と答弁しました。食品の原材料などの表示を一元化した食品表示法案は、同委員会で全会一致で可決。