2013年6月27日(木)
生活保護改悪案
廃案は運動の成果 参加者ら
|
国会会期最終日の26日、全国生活と健康を守る会連合会(全生連・安形義弘会長)などは国会に駆けつけ、生活保護制度を改悪する2法案が廃案になったのを見届けました。
参院本会議で安倍晋三首相の問責決議案が賛成多数で可決。同2法案の廃案が決まると、参加者から拍手がわき起こりました。
中央社保協を代表して保団連の住江憲勇会長が「民主党が大きく後退し、共産党が議席を伸ばした都議選の結果が国会の情勢を変えました」と指摘。その上で、「生活保護関連法案を廃案に追い込んだのは、奮闘して運動してきた結果です」と評価しました。
全生連の辻清二副会長は「生活保護利用者をはじめ連日、廃案を求めて国会周辺で抗議した成果です」と喜びました。
「生活保護法改悪法案は、もともと民主党が与党時代に民自公の3党合意で決まったもの。民主党議員は2法案の成立を望んでいました」と批判したのは、全労連の井上久事務局次長です。「参院選で審判を下そう」と話しました。
安倍首相の問責決議案可決後、日本共産党の田村智子参院議員が駆けつけ、あいさつ。「生活保護制度や就労支援のあり方を参院選の争点にしてたたかいたい」と述べました。