2013年6月26日(水)
競り合い制し躍進 全国の支援に感謝
東京都議選の結果について
2013年6月25日 日本共産党東京都常任委員会
日本共産党東京都委員会は25日、都議会議員選挙の結果について、常任委員会の声明を発表しました。声明全文は次の通りです。
一、日本共産党をご支持いただいた都民のみなさん。わが党の前進のために、昼夜わかたずご協力くださった支持者、読者、後援会員のみなさん。ご奮闘くださった党員のみなさん。本当にありがとうございました。また、物心両面にわたって、おしみない支援をお寄せくださった全国のみなさんに心からの感謝をもうしあげます。
今回の都議選では、日本共産党は、16年ぶりに前進に転じ、現有8議席を17議席に倍加するとともに、目標としてきた「11議席以上で議案提出権」を実現し、第3党(議席占有率13・4%)へと躍進しました。これは、都民のみなさんの願いの実現のために、「オール与党」に対峙(たいじ)する議席としてたいへん大きな力となるものです。私たちは、みなさんから与えていただいたこの新しい条件と可能性を最大限に生かして、かかげた公約の実現に全力をつくす決意です。
一、今回の都議選は、国政での「自共対決」、都政での「『オール与党』対日本共産党」の政党配置・対決軸のもとで、日本共産党の値打ちが浮き彫りになり、新たな共感と期待を攻勢的にひろげるたたかいとなりました。
選挙戦で訴えた都民のみなさんの切実な三つの願い―「暮らしと景気をよくしてほしい、とりわけ所得を増やし経済を立て直してほしい」「原発ゼロの東京・日本をつくろう」「日本国憲法を守りいかそう」の願いを日本共産党に託してほしいという訴えは、どこでも強い手応えを実感できるものでした。
また、日本共産党都議団が、たくさんの実積をあげ、都民の運動と結んで都政を動かす大きな働きをしてきたことは決定的でした。「日本共産党が躍進すれば必ず都政は変わります」との訴えを説得的にひろげることができました。
ひきつづき国政でも都政でも、果たすべき日本共産党の役割を高くかかげて奮闘いたします。
一、今回の日本共産党の得票は、61万6721票であり、投票率が11・0ポイント近くも下がるなかで、前回票を下回りましたが、得票率は前回より1・05ポイント前進し、13・61%となりました。去年の衆議院選挙の得票対比では、得票で1・27倍、得票率で1・84倍となりました。
今回の選挙は、多くのところで「共産党シフト」が強められ、他党から「大丈夫」論攻撃が執拗(しつよう)にくりかえされました。これらに抗して、競り合いを制して大幅な議席増をかちとり、一定の得票をうることができたことは重要です。
一、私たちは、目前にせまった参議院選挙において、今回の都議選の経験と教訓を最大限に生かし、勝利のために全力をあげる決意です。
そのためにも「全国は一つ」「東京は一つ」の立場で、「自共対決」を正面にした攻勢的論戦、党の値打ちを輝かせる宣伝戦とともに、「支部が主役」で結びつきをいかした対話・支持拡大、党勢拡大を前進・飛躍させるために力をつくします。
来る参議院選挙で、小池晃党副委員長・政策委員長をはじめとする「比例代表5人」の当選と吉良よし子東京選挙区予定候補の勝利のためにひきつづきお力をお貸しいただきますよう心からお願いもうしあげます。