2013年6月25日(火)
きょうの潮流
残り2議席。息をつめて深夜の開票速報を見守るなか、江戸川区の河野百合恵さんの当確がでる。喜びがはじけ、涙の抱擁や握手が何度も交わされる事務所。そして、豊島区の新人・米倉春奈さんが最後に入ると、ふたたび歓喜にわきました▼日本共産党の訴えに耳を傾け、支持を寄せていただいた方々から託された17議席の重み。激戦に競り勝ち、党の議席を奪還した河野さんは「この力を生かして、都民の願いを早く実現したい」▼久々に胸躍らせた開票から一夜明けた新宿。当選した17人が一堂に会した街頭演説は壮観でした。11人が女性とあって雰囲気も華やか。「がんばって」の声援にこたえようと、それぞれの表情に決意があふれます▼今度の都議選では、無党派層の約2割が共産党に票を投じました。いまのオール与党都政や安倍政権が推し進める政治にたいする不満や不安、それと対決してきた党への期待や信頼。選挙中、候補者の演説に足をとめて聞き入る人が多かったこともその反映でしょう▼党本部に寄せられた声には、都議選の躍進を喜ぶとともに、参院選にむけての要望も多くありました。「アベノミクスの実体を、もっと知らせてほしい」「生活保護引き下げ、消費税引き上げ、原発輸出問題を訴えてください」「憲法を守って」▼さあ、次は参院選。すべての国民が、自分の思いを表す機会です。政治に不信感を抱いている人たちにも、あきらめないでと訴えたい。この勢いを力に、東京を変え、日本を変えましょう。