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2013年6月25日(火)

「0増5減」再可決強行

穀田議員反対討論「小選挙区制廃止こそ」

衆院本会議

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(写真)反対討論をする穀田恵二議員=24日、衆院本会議

 衆院小選挙区の「0増5減」区割り改定法案が24日の衆院本会議で、自民、公明、維新の3分の2超の賛成で再可決され、成立しました。参院で60日経過しても採決されなかったことを受け、憲法59条の「みなし否決」規定を適用し再可決を強行。日本共産党などは反対しました。

 反対討論で日本共産党の穀田恵二国対委員長は、衆参両院での可決が憲法の原則であり、60日経過で軽々に再可決していいものではないと指摘。選挙制度は多様な民意をいかに正確に議席に反映するかを原則に、全政党の参加で慎重に検討すべきだと述べ、消費税増税押し付けなど政治的思惑で選挙制度を扱ってきた自民、民主などを批判しました。

 穀田氏は、「0増5減」は格差が2倍を超える選挙区をとりあえずなくす姑息(こそく)な弥縫(びほう)策で、「小選挙区制を維持・固定化するものでしかない」と強調。20年前の導入時から日本共産党は「小選挙区制は民意の公正な反映をゆがめ、第1党に虚構の多数を与える」と反対し、格差が2倍を超える「違憲立法だ」と批判していたことを示し、「20年も維持し続けてきた各党の責任が厳しく問われる」と述べました。

 さらに穀田氏は、各党の実務者協議で小選挙区による「過度な民意の集約」の問題をすべての党が認めたことを示して、「いまやるべきは、小選挙区制を廃止し、民意を反映する制度に抜本的に改革することだ」「議員定数の削減に合理的根拠はない」と強調しました。

 民主党は、選挙制度に関する自公民3党合意の実行を求め、定数削減が足りないといって反対しました。


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