2013年6月24日(月)
サテライト高校充実
高橋議員 子や教職員に応えて
衆院復興特委
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日本共産党の高橋ちづ子議員は13日の衆院東日本大震災復興特別委員会で、福島第1原発事故で立ち入り禁止区域になった高校が他校に間借りなどして授業を行う「サテライト高校」の実態を取り上げ、子どもや教職員の要望に応えた支援を求めました。
福島県内のサテライト高校は9カ所、886人が在籍しています。高橋氏は、子どもたちの教育費や宿舎、交通費などの実態をつかみ、生活支援を行うよう要請。教職員に対しても「通勤時間や負担、勤務地の配慮や手厚い職員配置が求められる」と強調しました。
根本匠復興相は「子どもたちの高等教育の場が適切に確保されるよう文科省と連携しながら適切に対応する」と答弁。下村博文文科相は「今年度は7人の教育復興支援加配をしている。福島県、各自治体の教育長、首長の意見を百パーセント反映できるよう努力していきたい」と述べました。
高橋氏は双葉郡の協議会ではサテライトを休止し、中高一貫校をいわき市に設立することなどが議論されていることを指摘。「おとなの都合ではなく、子どもにとって最善の道を子どもの要望もしっかり受け止めて決定すべきだ」と述べました。
根本復興相は「関係者が議論を重ねて合意形成をはかることが重要」とのべました。