2013年6月24日(月)
年齢引き上げ許されぬ
年金改悪に田村議員反対
参院厚労委
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日本共産党の田村智子参院議員は18日の参院厚生労働委員会で、政府の社会保障制度改革国民会議が検討している年金の支給開始年齢の引き上げは許されないと追及しました。田村憲久厚労相は「近い将来において引き上げることは考えていない」とのべました。
年金の支給開始年齢をめぐっては、同国民会議が早期に引き上げ検討の必要性で大筋一致。清家篤会長が「67、68歳、あるいはもう少し上の方まで引き上げていくのは、あってしかるべき」とのべています。
田村議員は「前の自公政権で『100年安心』といって、年金改悪を行った。ところが、開始年齢引き上げなどの無責任な議論が展開されている」と批判しました。厚労相は「67、68、70歳まで働ける環境になることが前提の上で、そういう議論もしなければいけないという話だ。近い将来、引き上げることは考えていない」と答弁しました。
田村氏は、同国民会議がデフレ下でも年金支給額を抑え込む「マクロ経済スライド」を行うべきだとしている点を指摘。「名目年金支給額が減り、高齢者の生活に重大な影響を与える」と批判しました。