2013年6月20日(木)
アベノミクスで材料・経費高騰
価格転嫁できず7割
中小企業を全商連調査
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全国商工団体連合会(全商連)は、安倍内閣の経済政策(アベノミクス)・急激な円安による中小企業・小規模事業への影響を緊急に調査した結果を19日、発表しました。すべての業種で材料、経費が高騰し、価格に転嫁できずにいる実態が浮き彫りになりました。
昨年末に比べて「材料・経費が上昇している」との回答は57・6%。コストの上昇分を「価格に転嫁できていない」は70・5%にのぼります。
調査の一言欄には、業者の悲鳴がつづられています。
「小麦、油脂、チョコレート、ナッツ類…すべての原材料が急激な円安により上昇幅が大きい。現況で価格転嫁は極めて困難。アベノミクスは自営業者を殺す気か!」(パン製造業者)、「マヨネーズ、小麦粉、油など価格上昇。仕入れ先がどんどんつぶれている」(仕出し業者)、「塗料、シンナー他仕入れ値が上昇。燃料代も増加。どちらも価格転嫁できない」(車部品)