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2013年6月19日(水)

民自公合作の裏切り

井上氏 復興予算の流用批判

BS番組

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 日本共産党の井上さとし参院議員は、17日放送で復興予算流用問題を特集したBS11番組「インサイドアウト」に出演し、流用は民主、自民、公明3党の合作による国民善意を裏切る行為であり、大本の「復興の基本方針」から正す必要があると指摘しました。

 冒頭、番組の解説委員を務める二木啓孝氏は、今後25年間で10・5兆円を復興増税で国民が負担することになると紹介。井上氏は所得が減り続けるなかでも「被災地のためにしかたない」と国民が応じたのが復興増税であり、「流用は重大です」とのべました。

 二木氏は「復興の基本方針」(2011年閣議決定)にある「日本経済の再生なくして被災地域の復興はない」との文言が被災地以外への流用の根拠ではないかと指摘。自民、民主各党の議員にも出演依頼したものの「ちょっとマズイ」と断られた経緯を紹介しました。

 井上氏は「方針」のもとになった復興基本法から、民自公による修正で「被災地」という限定がはずされ「活力ある日本の再生」が盛り込まれて流用への仕掛けをつくった経緯にふれ、「3党合作だから国会でも責任のなすりあいで、追及できない」と批判しました。

 井上氏は、国会で大企業への立地補助金や自衛隊の通信機材費への流用を取り上げたことを紹介。深津瑠美アナウンサーは「被災地の人が聞いたら怒りどころじゃない」と感想を述べました。

 二木氏は国会での追及で「共産党が頑張っている」として流用を防ぐ手立てを質問。井上氏は紙智子党参院議員が先日の本会議で「基本方針」の見直しを求めたことをあげ、「復興増税は25年続く。ほとぼりが冷めたらまた流用になりかねない。大本の『方針』を正さなければ“いたちごっこ”になってしまう」と答えました。


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