2013年6月18日(火)
弱者避難、地域力で
山下氏、支援強化求める
参院災害特委
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日本共産党の山下よしき参院議員は12日の参院災害特別委員会で、震災と津波発生時の高齢者や障害者の避難支援体制の強化を求めました。
山下氏は「市町村では高齢者や障害者の存在を把握しつつも、どう逃げる手だてをとるかが一番の課題となっている」と指摘。東日本大震災では、障害者の死亡率が全体の約2倍にのぼることをあげ、「この数字をどう受け止めるのか」とただしました。
古屋圭司防災担当相は「避難行動要支援者の支援に取り組んでいく必要を改めて認識している」と答弁しました。
山下氏は「要援護者を支援するには“地域力”が必要だ。若くて元気な人が地域にたくさんいることがかなめだ。地域の職場、農業の従事者がいざという時の支援の力になる」と強調。「TPP(環太平洋連携協定)や身勝手な大企業の撤退が“地域力”を弱める」と指摘しました。また、障害者支援の枠組みづくりに当事者を参加させるよう求めました。